吉田の日々赤裸々。 (著)吉田直樹 感想

最初に、吉田直樹さんは、スクウェア・エニックス社のゲームクリエイター新生FF14のプロデューサー兼ディレクターに就任している方です。その吉田さん(以降吉田P)が、旧作から、新作までどのような道のりでゲームに携わってきたかがわかる本です。私の感想になりますが、旧作も、現行の新作もプレイしている立場から、とても読み応えのある内容でした。どのように読み応えがあったかと言うと、1つ目が旧作の後半からゲームが何となく面白くなったけど何があったのだろうと、ある疑問をもっていたのです。実は、この本、短期で書かれた本ではなく、長期間、あるゲーム雑誌の連載コラムをまとめて発行されたもの。この本を読んでその疑問が解決しました。なんだ、吉田Pが旧作の後半から関わりゲーム品質の改善に関わっていたんだとわかり、なんとなく胸が熱くなるような思いで納得しました。2つ目は、実際にゲームをプレイして楽しいけど、制作側の裏側がよくわかったこと。苦難の連続だったみたいですね。どうしてもゲーム再建をする中で乗り越えられない壁。でも、吉田Pおよびスタッフが必死になり、問題を徐々に解決していく様がなんとくわかったことがとても新鮮でした。3つ目は、吉田Pの考えている事。プレイヤー視点を重視していること、さらにゲームを飛躍させようと意気込みがわかったこと。ゲームプレイだけでは味わえないこの気持ち。なんとなく嬉しい気持ちになりますね。最後になりますが、この本は、あくまで吉田P視点でのエッセイ集でもあるため、万人がするには、少々誤解を招くかもしれないと不安になる場面もありますが、吉田Pが何を考えているか少しだけわかる本でもあります。