人生はあるあるである (著)レイザーラモンRG 感想

たまたまテレビ番組で紹介されていたのを見かけて購入しました。
そのため、あまり予備知識もなかったこともあり、タイトルから察するに、単にRGさんのあるあるネタが沢山書かれているような本だと思い込んでいたのですが、想像とは全く違いました。

この作品は、RGさんのあるあるネタを交え、これまでの学生生活や芸人人生について書かれているエッセイであると同時に、人間関係を円滑に進め、人生を楽しく過ごすのに必要なのは、生活に潜む「あるある」を見つけることであるという、RGさん独自の理論の展開によって書かれる人生指南書でもありました。

正直、私はこの本を読んで、RGさんに対する見方が変わりました。
元々、RGさんのことは大好きで、RGさんのあるあるイベント等にもたまに参加しており、お客さんからお題を貰っては、瞬時にあるあるを考えた後、歌に乗せて届け、爆笑を生み出すという能力の凄さには感心していたものの、この形が確立されるまでに、様々な試行錯誤があったと同時に、これまでの人生における出来事の多くがそのヒントになっていたということについては、この作品を通して初めて知りました。

どちらかというと、テレビではスベりキャラで、いじられキャラで、おちゃらけたキャラであるイメージのあるRGさんですが、この作品を読むことで、どれだけ彼が笑いに対して真摯に向き合っており、非常に論理的に物事を考えられるキレ者であるかということがよくわかりました。
逆に、そういった部分が強く伝わり過ぎることで、テレビから受ける印象とのギャップが凄いため、これからの仕事に影響があるのでは無いかと心配になるぐらいでした。

また、一発屋として大ブレイクしたものの、現在はあまり調子が良いとは言えない相方のHGさんに対するリスペクトや、RGさんがどれだけHGさんのことを好きかということが非常に伝わる部分もあり、読んでいて非常に暖かい気持ちになりました。